青と緑の陣取り合戦、その雑感
- 2015/05/30
- 20:59
ingresというスマホアプリjをご存知でしょうか。
google関係が開発提供しているオンラインゲームです。
現在スマホアプリのゲームは膨大な数にのぼり、
その巨大な山の一角として埋没していくゲームも多い中、
このゲームは2013年12月の正式サービス開始以来、未だユーザー数を増やしてきているということです。
今回はこのゲームがどういったものなのか、
またそれが相当数の支持を集める理由を、
自身が経験したこの一ヶ月間を元に私見としてまとめてみたいと思います。
①始めたきっかけ
このゲームはそもそもアンドロイドにのみ対応しており(googleですからね)、
ios対応、つまりiphoneでプレイ可能になったのは昨年2014年の7月となります。
自分は記憶に定かでないものの、多分この後数ヶ月以内にアプリをDLしており、
プレイしていたような気がします。
②始めたものの
ざっくり言うとこのゲームは現実世界をフィールドとして、
現実世界の建造物等、たとえば神社仏閣であったり、公園であったりを『ポータル』という拠点として設定し、
それを二つの勢力に分かれて取り合うゲームです。
つまり、何をするにもまずは取り合う『ポータル』が無ければまるで話になりません。
そもそもゲームが成立しないんです。
そして現実世界をフィールドにしている以上、自身の遊べるフィールドは必然、
その近辺となります。自分の住んでいる地域は寂れてるとまで言わぬものの、
お世辞にも栄えているとは到底言えぬ地域。
大体そのポータルってどうやって作られるのか。
これはプレイヤーが
「この場所をポータルに」
とゲームを通してgoogole側に推薦するわけですな。
んでもってgoogleが
「承認!」
とすれば晴れてポータルとして認められるわけでございます。
この
「承認!」
の基準ですよ我々田舎プレイヤーの悲哀は。
googleさんサイドとしては当然、プレイヤーが多い地域にポータル承認を多く出すことになります。
運営上至極真っ当ですね。
ではプレイヤーが多い地域とはどんな場所か。
これまた当然の帰結で人口密度が高い地域となります。
ようはね、
「始めてみたもののボクの住んでる回りはにポータルが全く無くって全然ゲームにならないんだよ!」
③停滞期
それから数ヶ月、ルールもよく把握していないまま、半ば放置する時期が続きます。
基本中の基本、味方のポータルをそのままハックだけしても経験値が得られないことさえ知らなかったのだから
今から考えると驚きです。
それでも地味に続けてはおり、ちょっと遠出した際に近くにポータルがあったら気にかける、
くらいの感じでプレイしておりました。
そうこうしているうちに次第に田舎にもポータルがちらほらと増えるようになっていったのです。
プレイする上での物理的な阻害は段々と取り除かれていきました。
④じょじょに待ち遠しくなるレベルアップ
正直レベルが低い段階、LV1やLV2、LV3あたりでできることというのは限られています。
このゲームは相手のポータルを奪うのも、
奪ったポータルを自分のモノにするのも、
全て自身のレベル依存のアイテムで行います。
そしてアイテムにもLVがあり、そのLVが高いほど、アイテムとしての質も高くなります。
自身のLVとアイテムのLVの関係性は実に単純明快で、
自身のLV=使えるアイテムのLV
となっております。
つまり、LVが上がれば上がるほど、威力の高い武器が使える、といったごくごくありふれたシステム。
LV1~3の武器では効果範囲も威力も心もとないのですが、
LV4あたりから本格的に武器として機能し始めます。
そうなってくると途端に楽しくなってくるのです。
ちらと前述した「ハック」という行為、これで地道に経験値を稼ぐしかないのです。低レベル時は。
(自分のようなソロプレイヤーの場合)
このハックで得られる経験値は100。
ところが敵性ポータルを破壊して得られる経験値は場合にもよりますが10~100倍!
ちなみにLVアップに必要な経験値は15万→30万→60万と倍々に景気よく上がっていきます。
毎度LVが上がった直後はうんざりするのですが、
実際やってみるとLVが上がるにつれ自身ができることが増えており、
たいした数でないと感じてしまえる絶妙なバランス。
事実、必要経験値は増えたものの、レベルの上がる頻度はさほど変わりなかったと記憶しております。
(さすがにLV8の120万は堪えましたが)
LV5になったらちょっと市の中心部へ遠征してみよう、
LV6になったらあのプレイヤーが殆ど支配している地域にちょっかいかけてやろう、
LV7になったら今までどうにも敵わなかった地元プレイヤーから地元ポータル奪い返してやろう。
楽しいんですこれが。クソミソに。
地図上の勢力図が自分の行動によって色を変えていく。とんでもねぇカタルシスです。
すでに日にこのアプリを起動させない日など、皆無となっておりました。
⑤LV8、そして……
このゲームにおけるプレイヤーLVの上限は16となっております。
対してアイテムLVの上限は8。
つまり、LV8で全てのアイテムが解禁される、というわけです。
強さ的にはLV8が頭打ち、とも言えます。
また、LV9以降は経験値だけでなくいわゆる「実績解除」の要件もいくつか満たさねばならず、
称号的な意味合いが強くなっています。
LVアップを目標にLV8になったプレイヤーが、次に何を指針とするか。
これはこのゲームで一つの重要なファクターかと思われます。
楽しみ方はいくつか用意されており、やり方によっては様々な遊び方ができることでしょう。
ミッション(設定された特定ポータルを巡る)をクリアするもよし、
さらなるLVアップを目指すもよし、
周囲のルーキーを育てるもよし。
この選択肢の多さもゲームの魅力の一つでしょう。
ただ、少し能動的に過ぎるきらいはありますが。
その中で自分が目指したのは、
「地元に勢力を築き、それを防衛」
でした。
自分の行動圏内でざっくり勢力を説明してみますと
☆川の向こうは自軍勢力が優勢
☆川のこっちは敵勢力が優勢
となっておりました。
川のこっちを劣勢ながらも、少ない地域ながらも、なんとか維持を、そして川向こうと接続を。
それが自分の行動指針となりました。
そこからは戦いです。果てしなき戦いです。
仁義無き……と言いたいところですが、一定程度の不思議な紳士協定はあったような気がしています。
ここからここまでは絶対守る。しかしそこから先は妥協する。
骨子となる考え方はこうです。
そして絶対防衛ラインに踏み込んできた敵が旧知……近隣の相手であるならば、
相手の絶対防衛ラインにこちらから踏み込み、妨害活動を行います。力の限り。
このゲームの特色として、攻撃するは易く、防衛するは難し、という点が上げられます。
ぶっちゃけあれやこれや組み立ててかなり苦労して防衛するんですが、
壊されるときは一瞬。砂上の城を崩すてのがホントしっくりきます。
なので、上記の防衛&報復を行っていると、
不思議と敵さんと連携が取れる(幻想かもしれませんが)気がしてきます。
見えない不戦協定とでも言いましょうか。不思議な連帯が生まれる(気がする)のです。
丸一日かけて作り上げたモノが壊されるときはたった一瞬。
そんな感じでやったりやられたりがしばらく続きました。
⑥終局
取ったり取られたりというのはなかなか神経を使うものです。
同じポータルを巡って同じ相手と一日に4~5回やりあったこともありました。
こうして書いてみると実に簡単なことですが、
実際は
自分がその場所にいって拠点を取って
相手がまた違う時間にその場所に行って拠点とって
さらにまた違う時間に自分が同じ場所に行って拠点とって
さらにさらにまた違う時間に相手が同じ場所に行って拠点とって
これが一日の間に行われるのです。
あぁ、むきになってるな、きっと相手も同じような感情なんだろうな、
頭では理解しつつもやめることができない。引くに引けない。
もはやこれは立派な中毒です。
それに気付いて数日後。
何日かかけて作り上げた拠点が奪われたことを契機にアプリをアンインストールしました。
⑦その後
ポータル間を随分車で移動したから燃料代も馬鹿にならなかったかなぁ、
と思ったのですが、意外と給油が一回多い程度でした。まぁ燃費だけはとりえの車ですからね。
またゲームの性質上、徒歩で移動という機会が大変多く、
最終的にゲームを通じて一ヶ月間で120kmほど歩きました(ゲーム内に歩いた距離の実績解除もある)。
その結果、体感できるほど体調が良くなりました。
この体調は維持したいので、何らかの形で歩くようにはしたいところ。
しかし何をモチベーションとするか、悩みどころ。
ちなみに時々、リアルにプレイヤーとかち合うことがありましたが、例外なくオッサンでした。
味方とかち合うならいいんですが、敵さんと会ってしまった時のあのどうしよう感。
一回こちらから手を振ってみたもののガン無視決め込まれたのは苦い……いい思い出です。
はてさて、この一ヶ月間あれほど執着したポータルの数々……
公園であったりモニュメントであったり神社仏閣であったりローソンであったり。
それらを見る度、一抹の寂しさを感じますが、いずれそれも消え去ることでしょう。
それでも地元の様々な場所を新発見できたことはとても有意義であったように思えます。
最後になりますがこれは大変面白いゲームです。
自分は敵プレイヤーの方が身近に感じるくらいの終始ソロプレイヤーでしたが、
周囲の味方と共闘することができれば一層面白いことでしょう。
ただ、あまりに凝り性な方にはオススメできません。
あまり執着せず、しかし諦めを知らない。根底の部分でどんな状況も楽しめる。
加えてリアルにコミュ力があれば最適。
そんな人にオススメでございます。
以上、実質一ヶ月あまりのingres体験記でした。
google関係が開発提供しているオンラインゲームです。
現在スマホアプリのゲームは膨大な数にのぼり、
その巨大な山の一角として埋没していくゲームも多い中、
このゲームは2013年12月の正式サービス開始以来、未だユーザー数を増やしてきているということです。
今回はこのゲームがどういったものなのか、
またそれが相当数の支持を集める理由を、
自身が経験したこの一ヶ月間を元に私見としてまとめてみたいと思います。
①始めたきっかけ
このゲームはそもそもアンドロイドにのみ対応しており(googleですからね)、
ios対応、つまりiphoneでプレイ可能になったのは昨年2014年の7月となります。
自分は記憶に定かでないものの、多分この後数ヶ月以内にアプリをDLしており、
プレイしていたような気がします。
②始めたものの
ざっくり言うとこのゲームは現実世界をフィールドとして、
現実世界の建造物等、たとえば神社仏閣であったり、公園であったりを『ポータル』という拠点として設定し、
それを二つの勢力に分かれて取り合うゲームです。
つまり、何をするにもまずは取り合う『ポータル』が無ければまるで話になりません。
そもそもゲームが成立しないんです。
そして現実世界をフィールドにしている以上、自身の遊べるフィールドは必然、
その近辺となります。自分の住んでいる地域は寂れてるとまで言わぬものの、
お世辞にも栄えているとは到底言えぬ地域。
大体そのポータルってどうやって作られるのか。
これはプレイヤーが
「この場所をポータルに」
とゲームを通してgoogole側に推薦するわけですな。
んでもってgoogleが
「承認!」
とすれば晴れてポータルとして認められるわけでございます。
この
「承認!」
の基準ですよ我々田舎プレイヤーの悲哀は。
googleさんサイドとしては当然、プレイヤーが多い地域にポータル承認を多く出すことになります。
運営上至極真っ当ですね。
ではプレイヤーが多い地域とはどんな場所か。
これまた当然の帰結で人口密度が高い地域となります。
ようはね、
「始めてみたもののボクの住んでる回りはにポータルが全く無くって全然ゲームにならないんだよ!」
③停滞期
それから数ヶ月、ルールもよく把握していないまま、半ば放置する時期が続きます。
基本中の基本、味方のポータルをそのままハックだけしても経験値が得られないことさえ知らなかったのだから
今から考えると驚きです。
それでも地味に続けてはおり、ちょっと遠出した際に近くにポータルがあったら気にかける、
くらいの感じでプレイしておりました。
そうこうしているうちに次第に田舎にもポータルがちらほらと増えるようになっていったのです。
プレイする上での物理的な阻害は段々と取り除かれていきました。
④じょじょに待ち遠しくなるレベルアップ
正直レベルが低い段階、LV1やLV2、LV3あたりでできることというのは限られています。
このゲームは相手のポータルを奪うのも、
奪ったポータルを自分のモノにするのも、
全て自身のレベル依存のアイテムで行います。
そしてアイテムにもLVがあり、そのLVが高いほど、アイテムとしての質も高くなります。
自身のLVとアイテムのLVの関係性は実に単純明快で、
自身のLV=使えるアイテムのLV
となっております。
つまり、LVが上がれば上がるほど、威力の高い武器が使える、といったごくごくありふれたシステム。
LV1~3の武器では効果範囲も威力も心もとないのですが、
LV4あたりから本格的に武器として機能し始めます。
そうなってくると途端に楽しくなってくるのです。
ちらと前述した「ハック」という行為、これで地道に経験値を稼ぐしかないのです。低レベル時は。
(自分のようなソロプレイヤーの場合)
このハックで得られる経験値は100。
ところが敵性ポータルを破壊して得られる経験値は場合にもよりますが10~100倍!
ちなみにLVアップに必要な経験値は15万→30万→60万と倍々に景気よく上がっていきます。
毎度LVが上がった直後はうんざりするのですが、
実際やってみるとLVが上がるにつれ自身ができることが増えており、
たいした数でないと感じてしまえる絶妙なバランス。
事実、必要経験値は増えたものの、レベルの上がる頻度はさほど変わりなかったと記憶しております。
(さすがにLV8の120万は堪えましたが)
LV5になったらちょっと市の中心部へ遠征してみよう、
LV6になったらあのプレイヤーが殆ど支配している地域にちょっかいかけてやろう、
LV7になったら今までどうにも敵わなかった地元プレイヤーから地元ポータル奪い返してやろう。
楽しいんですこれが。クソミソに。
地図上の勢力図が自分の行動によって色を変えていく。とんでもねぇカタルシスです。
すでに日にこのアプリを起動させない日など、皆無となっておりました。
⑤LV8、そして……
このゲームにおけるプレイヤーLVの上限は16となっております。
対してアイテムLVの上限は8。
つまり、LV8で全てのアイテムが解禁される、というわけです。
強さ的にはLV8が頭打ち、とも言えます。
また、LV9以降は経験値だけでなくいわゆる「実績解除」の要件もいくつか満たさねばならず、
称号的な意味合いが強くなっています。
LVアップを目標にLV8になったプレイヤーが、次に何を指針とするか。
これはこのゲームで一つの重要なファクターかと思われます。
楽しみ方はいくつか用意されており、やり方によっては様々な遊び方ができることでしょう。
ミッション(設定された特定ポータルを巡る)をクリアするもよし、
さらなるLVアップを目指すもよし、
周囲のルーキーを育てるもよし。
この選択肢の多さもゲームの魅力の一つでしょう。
ただ、少し能動的に過ぎるきらいはありますが。
その中で自分が目指したのは、
「地元に勢力を築き、それを防衛」
でした。
自分の行動圏内でざっくり勢力を説明してみますと
☆川の向こうは自軍勢力が優勢
☆川のこっちは敵勢力が優勢
となっておりました。
川のこっちを劣勢ながらも、少ない地域ながらも、なんとか維持を、そして川向こうと接続を。
それが自分の行動指針となりました。
そこからは戦いです。果てしなき戦いです。
仁義無き……と言いたいところですが、一定程度の不思議な紳士協定はあったような気がしています。
ここからここまでは絶対守る。しかしそこから先は妥協する。
骨子となる考え方はこうです。
そして絶対防衛ラインに踏み込んできた敵が旧知……近隣の相手であるならば、
相手の絶対防衛ラインにこちらから踏み込み、妨害活動を行います。力の限り。
このゲームの特色として、攻撃するは易く、防衛するは難し、という点が上げられます。
ぶっちゃけあれやこれや組み立ててかなり苦労して防衛するんですが、
壊されるときは一瞬。砂上の城を崩すてのがホントしっくりきます。
なので、上記の防衛&報復を行っていると、
不思議と敵さんと連携が取れる(幻想かもしれませんが)気がしてきます。
見えない不戦協定とでも言いましょうか。不思議な連帯が生まれる(気がする)のです。
丸一日かけて作り上げたモノが壊されるときはたった一瞬。
そんな感じでやったりやられたりがしばらく続きました。
⑥終局
取ったり取られたりというのはなかなか神経を使うものです。
同じポータルを巡って同じ相手と一日に4~5回やりあったこともありました。
こうして書いてみると実に簡単なことですが、
実際は
自分がその場所にいって拠点を取って
相手がまた違う時間にその場所に行って拠点とって
さらにまた違う時間に自分が同じ場所に行って拠点とって
さらにさらにまた違う時間に相手が同じ場所に行って拠点とって
これが一日の間に行われるのです。
あぁ、むきになってるな、きっと相手も同じような感情なんだろうな、
頭では理解しつつもやめることができない。引くに引けない。
もはやこれは立派な中毒です。
それに気付いて数日後。
何日かかけて作り上げた拠点が奪われたことを契機にアプリをアンインストールしました。
⑦その後
ポータル間を随分車で移動したから燃料代も馬鹿にならなかったかなぁ、
と思ったのですが、意外と給油が一回多い程度でした。まぁ燃費だけはとりえの車ですからね。
またゲームの性質上、徒歩で移動という機会が大変多く、
最終的にゲームを通じて一ヶ月間で120kmほど歩きました(ゲーム内に歩いた距離の実績解除もある)。
その結果、体感できるほど体調が良くなりました。
この体調は維持したいので、何らかの形で歩くようにはしたいところ。
しかし何をモチベーションとするか、悩みどころ。
ちなみに時々、リアルにプレイヤーとかち合うことがありましたが、例外なくオッサンでした。
味方とかち合うならいいんですが、敵さんと会ってしまった時のあのどうしよう感。
一回こちらから手を振ってみたもののガン無視決め込まれたのは苦い……いい思い出です。
はてさて、この一ヶ月間あれほど執着したポータルの数々……
公園であったりモニュメントであったり神社仏閣であったりローソンであったり。
それらを見る度、一抹の寂しさを感じますが、いずれそれも消え去ることでしょう。
それでも地元の様々な場所を新発見できたことはとても有意義であったように思えます。
最後になりますがこれは大変面白いゲームです。
自分は敵プレイヤーの方が身近に感じるくらいの終始ソロプレイヤーでしたが、
周囲の味方と共闘することができれば一層面白いことでしょう。
ただ、あまりに凝り性な方にはオススメできません。
あまり執着せず、しかし諦めを知らない。根底の部分でどんな状況も楽しめる。
加えてリアルにコミュ力があれば最適。
そんな人にオススメでございます。
以上、実質一ヶ月あまりのingres体験記でした。
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