☆前回までのあらすじ
曖昧な目的で走り続けてあたりは真っ暗
2130ここからは公的機関のHP、wiki等を参考に各地の被害を振り返りながら進めていきたいとます。
塩釜市着。
(ここから抜粋)※被害の概要
津波の高さは本土側では概ね1.5m~4.8m、浦戸地区では8m(標高)
浸水範囲が本土地区では市域面積の約22%、
浦戸地区では全島において居住区域に達するなど甚大な被害をもららす。
※人的被害(平成26年4月1日現在)
死者 47名(市内で亡くなられた市民の方17名、市外で亡くなられた市民の方30名)
災害関連死 18名(市が設置する専門家の委員会によって震災と因果関係があると認定されたもの)
※住家などの被害(平成26年4月1日現在)
津波及び地震により、住家と非住家を合わせて13,333件が被災
全壊 1,017件
大規模半壊 2,240件
半壊 2,308件
一部破損 7,768件
(ここまで抜粋)参照先
塩釜市HP以降、基本的に正確な被害の数字を見るのは帰ってきてこうしてブログにまとめる段階であり、
現地にいた時分にもっていたのはおおまかな記憶でしかありません。
しかし改めて知りますと凄い数字ですね。
塩釜市はあまり爪跡が見られなかった(夜間だったというのもありますが)ので、
正直驚いています。
それでもwikiによると塩釜市は『比較的』被害が少なかったとなるのですから、
あの震災の甚大さはやはり異常であります。
さて、この時間、前回に引き続き宿をどうするかでかなり焦っていました。
仙台を抜け三陸海岸沿いを進めば、当然街の発展度は下がっていくわけで、
当然宿の選択肢も狭まっていくわけで。狭まるだけならまだしもなくなる可能性も十分。
でも青森向かうならやはり距離は稼がなければならない(まだ諦めていなかった)。
仙台で宿探す、でもまだ早いか
↓
塩釜で本気で宿探す、でもまだ行けそう
↓
松島着いた、宿探……さすが観光地、無料駐車場すらない、次で本気出す
↓
2200石巻市着。
途中途中若干の休憩を挟みながらも、約11時間走り通し。
さすがに疲労を感じ、石巻で休むことを決意。
ほとんどビジホで一泊と心を固めていたのですが、
土壇場になって貧乏性が発動。
「そこにあるのはネットカフェなんじゃないのかな?」
当方、そもそもネカフェを利用すること自体が初めての試み。
それがこの石巻の地で成って感激です。嘘です。
店内に入って料金プランを確認。これは確かに安い。一泊するにもビジホの三分の一以下で済む。
会員証を作成。部屋を選択。
ソファルーム、リクライニングルームとありましたが、
響きから何となく眠れそうなマットルームに。
正直どれがどんな部屋なのかさっぱりわからず。
とりあえずは隣近所に先客のいない端っこの部屋を選択。
選択の間、ちらほらと宿泊客らしき人も見かけます。つーか完全にパジャマです。
部屋決定後、店員さんから諸注意を聞かされます。
外出する場合、一度料金清算となるそう。何でそれを早く言ってくれなかったのか。
そしてどうやらファミリールームなるものがある模様。
さらにどうやら料金も同じ模様。
部屋の広さを考えると完全に選択ミスだった模様。
ひとしきりがっかりした所で今宵の宿に向かいます。

狭い(確認)
わかっちゃいたけど狭いです。
壁薄いです。
腹減ったけど外には出られません。
ソフトドリンク無料っつったって限度があります。
加えて微妙に寒い。
しばらく眠れそうにないと感じ、折角なのでずっと気になっていた
『ハイスコアガール』を読むことにしました。
90年代のゲーセンを舞台にしたラヴコメでございます。
日が変わり0000なるほどこれはいいおっさんホイホイでした(感想)
他にも読みたい物があった気もするが思い出せないしいい加減寝ないと明日に響きそう、
ということで就寝。
ちなみにPCのOSはばっちりXPでした。やったね。
0030何となく予想していたけれど、眠れない。
空席だった隣近所もいつの間にかお客さんが入っており、盛況のようだ。
こちらとしては疎ましい事この上ないが、
勿論宿泊施設でないので文句は言えない。
0045時々聞こえる来店を告げるチャイム音がうるさい。
勿論宿泊施設ではないので文句は言えない。
馬鹿にでかいので鳴るたびにビクンとなる。
段々次にそれが鳴るのはいつなのか気になってくる。
0100隣の客が食い物を注文したらしい。
店員の馬鹿にでかい声にイライラするが、
勿論宿泊施設でないので文句は言えない。
0105隣の客の咀嚼音がうるさい。
クッチャクッチャクッチャクッチャうるさい。
勿論宿泊施設でないので文句は言えない。
プルタブを持ち上げて炭酸が抜ける音が聞こえる。
ソフトドリンクは飲み放題であるので、恐らくは酒だろう。
0120隣の客は着替えるらしい。
衣擦れ音が地味にうるさい。
勿論宿泊施設でないので文句は言えない。
ちなみに隣がおっさんなのは確定的に明らかで、不快指数は120%振り切っている。
0145なんだかあんまり聞きたくない生活音が聞こえてくる。なにとは言わないがなにとは。
勿論宿泊施設でないので文句は言えない。
0146完徹を決意。
わかりました。寝なきゃいいんでしょ寝なきゃ。三陸海岸走りながら夜明け迎えてやんよ。
0150――と、こんなわけで僕の初めてのネカフェ体験はクソミソな結果に終わったのでした…
ここまでの移動距離 326km
続く
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